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2025.11.18

宮崎市スマート農業研修〜若手が牽引するデータ活用の第一歩〜

はじめに

宮崎市でスマート農業の理解を深め、実践に活かすための研修が開催され、グリーンのCEOである戸上が登壇しました。この研修は、宮崎市農政企画課の「宮崎の農業を盛り上げたい」という強い思いから実現したもので、行政と民間企業であるグリーンが連携し、地域の農業の未来を見据えた取り組みとなりました。開催形式は会議室での現地参加に加え、オンラインでも参加できるハイブリッド形式とし、遠方からでも参加しやすい仕組みが整えられていました。当日は若手生産者を中心に約30名が参加し、活気のある雰囲気の中で研修が行われました。

 

データを活かして「儲かる農業」を始める第一歩

宮崎市では若手をはじめとする生産者の間でスマート農業への関心が高まる一方で、データの扱い方や費用対効果への不安から導入をためらう声も少なくありませんでした。今回の研修では、e-kakashiを活用したデータの活用方法を紹介したほか、専用デバイスに限らず、すでに導入済みの環境測定装置で収集したデータを有効に活かす方法も解説しました。e-kakashiの強みは、AIによるデータ分析力の深さにあり、〜これまでに蓄積してきたデータが無駄にならない〜これも提供価値のひとつです。新しい仕組みに乗り換えたとしても、過去の記録や経験が次の成長につながるよう設計されているだけでなく、今まさに行っている栽培の判断にも直結するのが大きな特長です。これまでの努力が今からの栽培にすぐに役立つ。その即効性に、生産者をはじめJAや行政の方々も強い関心を示していました。センサーの設置場所や運用の工夫にも触れながら、「データをどう生産に結びつけ、収益につなげるか」を考えるきっかけとなる講義となりました。参加者は、学んだ知識を自分の営農に取り入れるための第一歩を踏み出しました。

 

持続可能な営農を実現するための考え方

持続可能な農業を実現するには、きちんと儲かって農業を継続できることが大前提です。研修では、データを味方にして初年度から増収と投資回収を実現した実例を紹介しました。質疑応答は活発に行われ、露地栽培では気候変動の影響を受けやすいため、条件によって結果が変動するのではないかという質問が寄せられました。これに対し、今年の猛暑で全国的に玉ねぎが不作となった事象をはじめ、気候変動の影響が各地で見られることを紹介しました。一方で、北海道ではe-kakashiで土壌水分量を確認しながら潅水を最適化した結果、慣行区比で最大190%の収量を達成するなど、データを活かした成果も生まれています。気候変動下だからこそ、現場での判断にデータを活用し、経験を補足するかたちで根拠をもって次の一手を決めることが、持続可能な営農を実現する第一歩であると伝えました。参加者は、自らの圃場での活用を具体的に思い描きながら、真剣に耳を傾けていました。

 

宮崎から広がる、儲かる農業の新しいかたち

宮崎での研修を通じて、データを活用することで日々の営農判断に確信を持ち、経験を次の成果につなげる手応えが生まれました。グリーンは、行政や地域の生産者と連携しながら、儲かる持続可能な営農モデルの実現を支援していきます。経験とデータを結びつけ、地域の農業が次の世代へと受け継がれていく。その発展と持続可能性を支える存在であり続けられるよう、これからも現場に寄り添いながら支援を続けてまいります。
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