グリーン株式会社は、埼玉県が推進する埼玉版データ駆動型農業データ収集分析システムの開発を受託しました。本事業では、施設園芸(キュウリ、イチゴ、トマト)において、生産者が現在使用している園芸用ハウス内の温度や湿度、二酸化炭素濃度などの環境を測定する装置のデータや、生育情報に加えて、卸売市場の価格といった外部の情報をクラウドにまとめ、分析した結果を関係者が共有して活用できる仕組みづくりを目指します。
既存の装置がそのまま使えるため初期の費用負担が軽くなるほか、生産者には栽培管理や出荷の判断に必要な分析結果が分かりやすい形で提供され、意思決定しやすい環境が整います。
生産者への栽培指導を行う県の職員である普及指導員にとっても、この仕組みは大きな支えになります。生産現場の状況を生産者と同じ情報として共有することで、これまで以上に根拠に基づいた指導が行えるようになり、指導の効果が高まることが期待されます。
グリーンはデータと科学を生かした農業の普及を後押しし、埼玉県が進めるデータ駆動型農業の実現に貢献してまいります。
公募の詳細は埼玉県のウェブサイトでご覧いただけます。
<埼玉県ホームページへのリンク>
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0901/datasystem.html