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2025.05.14

令和7年度地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)に採択決定

グリーンの参画する研究プロジェクト「ウガンダ国水稲の再生力を活用した多回収穫稲作技術体系の開発」が、国際協力機構(JICA)と科学技術振興機構(JST)の実施する令和7年度地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)に採択されました。

本プロジェクトでは、アフリカの深刻な食料問題と環境問題の解決に向け、ウガンダ共和国において持続的な環境調和型コメ生産技術の開発に取り組みます。 アフリカでは近年コメの需要が急伸する一方で、伝統的な栽培技術に起因する土地・労働生産性の低さに加え、最近では温室効果ガス排出をはじめとする環境負荷も問題視されています。そこで注目したのが「稲の再生力」です。 通常の稲作では播種・移植後の収穫は一度だけですが、従来稲は再生力を持っており、収穫後も残った株から再び芽(ひこばえ)が出て成長し、複数回の収穫が期待できます。本プロジェクトでは、株出し再生力に優れた水稲品種の選抜・育成および発芽促進技術などの適応によって、乾燥・冠水耐性などのレジリエンスを強化した多回収穫技術を開発し、持続的で高収量な稲作モデルを確立します。また、グリーンの提供するAI農業ソリューション「e-kakashi」と衛星データ解析を統合したアプローチにより、肥培管理や病害虫発生予測、最適な収穫時期の判断など、多回収穫を前提とした栽培管理技術の高度化を試みます。さらに、減耕起による土壌の劣化防止と炭素貯留効果や、好気的水管理によるメタンガス等の発生抑制効果を実証します。なお、以上の開発技術の社会実装においては、農民参加型の普及手法の開発を行います。実施期間としては2026年から5年間を想定しています。

参考:JSTプレスリリース
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1764/pdf/info1764.pdf

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