5月27日、JICA主催の「気候変動の解決策として有望な農業技術」研修にて、グリーンのCEOである戸上が講師を務めさせていただきました。
本研修には、南米、ASEAN、アフリカ地域など世界各国から、農業分野の気候変動対策を担う行政官や研究者の皆様が参加されました。気候変動は農業において温室効果ガス排出量の削減と適応が喫緊の課題であり、新興国においても具体的な対策推進が期待されています。
研修では、グリーンの知見と、世界各国での実証実験を通じて得られた増収増益および環境負荷低減の実績をご紹介しました。受講者の皆様からは、e-kakashiの導入方法やセンサーの取り回し方法などの質問から、「デバイスが買えない小農への普及はどう考えるか」「二酸化炭素吸収量の推定方法について詳しく知りたい」といった、各国の具体的な状況に即した実践的な質問まで数多く寄せられました。
これらの質疑応答を通して、農業が抱える課題は国境を越えて共通認識であると改めて実感したとともに、e-kakashiの技術が、地球規模での食料生産安定化と環境保全に貢献できることを大変光栄に思います。