未来の農業を拓く!教育DX×AI農業〜特別講義を出前〜
士幌高校ではe-kakashiを導入し、授業に活用しています。このたびグリーン株式会社の代表取締役の戸上が士幌高校にお伺いし、次世代の農業を担う生徒さんたちに向けて、AIを活用したスマート農業のコツについて講義を行いました。
高齢化が進む日本の農業と未来への展望
現在の農業従事者の平均年齢は68歳*を超え、高齢化が進んでいます。生徒さんが卒業を迎える頃には、農地の集約化や大規模化がさらに加速し、より効率的な栽培が不可欠となるでしょう。
写真:十勝地方のイメージ Adobe Stockより
このような背景を踏まえ、今回の講義では教育DXの一環として、植物科学に基づいたAIによるデータドリブンな農業の可能性を探りました。未来の農家にとって、AIは頼れるパートナーとなるはずです。
日本の食の未来を担うかもしれない生徒さんたちの育成に貢献するため、今年は士幌高校様で4回の出前授業を担当させていただきます。
*農林水産省 令和5年度 食料・農業・農村白書による。令和5(2023)年の基幹的農業従事者の平均年齢は68.7歳と発表。
座学と実地研修:植物の声を聴く、データ活用の基礎
初日の午前は座学からスタート。「植物目線」でデータを収集・分析し、植物の声に耳を傾ける方法を解説。その科学的根拠も丁寧にレクチャーしました。
午後はほ場へ移動し、センサーの最適な設置場所や向き、コツを実地で指導!普段の学びを実際のデータと照らし合わせることで、生徒さんたちは未来の栽培を具体的にイメージできたようです。
写真:土壌センサーの埋設方法を実地で指導
写真:座学で得た知見を現場に活かす
夏の栽培管理とAIの可能性〜次回の授業に期待〜
全4回の授業、今回はその第1回目。夏には第2回を予定しており、病害虫対策や干ばつへの対応など、夏の栽培管理にAIがどのように役立つのかを学ぶ予定です。e-kakashiなら、1週間先、10日先の気象予測に基づいた事前対策も可能です。
生徒さんたちがこれからどんなスマート農業を展開していくのか、私たちも非常に楽しみです!
次回の授業の様子も、どうぞお楽しみに!